山とバイクと一人旅

脳みそが痺れるような景色が見たい

「天気の子」が楽しみ過ぎて夜も眠れない

※今回の記事も本ブログの趣旨を逸脱した内容となります。マジで輪にかけて自己満足。だけどそんなこと知ったことか。俺は書くぞ


 

さて、新海誠最新作「天気の子」、スペシャル予報が公開されました。

 

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これはマジで激アツ

 

前半の新海誠の過去作品の動画は新海誠展のラストで流れていたクロージングムービーの編集版で、後半は天気の子の冒頭映像と新たに公開されたシーンを組み合わせた予告編ですね。

 

特に前半の過去作品の映像は、新海誠作品を愛するすべての人の胸を熱くさせたのではないかと思います。正直後半より良かった

 

過去作品すべてがひとつの流れの中にあるのではないかと思わせるような動画の経て、各作品のメインの二人が互いの名前を呼びあうシーンでグッときて、続けざまに来る出会いや離別、登場人物が心を通わせるシーンと各セリフの組み合わせでもういっぱいいっぱいになってう~~~~ん、いっぱいちゅき~~~~~♥♥

 

こうしてみると、新海誠の作品の共通点というか新海誠が共通して描きたかったものが何だかわかったような気がします。

 

それはおそらくは”喪失”もしくは”すれ違い”や”孤独”という誰もが経験するどうしようもないことを乗り越え、あるいは受け入れようと不器用にもがくひとの姿なのではないかと思います。(一つに絞れなかった笑)

 

ほしのこえ」はあまりに説明不足過ぎてミカコとノボルのすれ違いや孤独そのものしか描写されていないように見えますがラストわずかに入るカットから、ミカコは生きていることが予測されますし、ノボルは艦隊勤務になる描写があるので死んでしまったかもしれないミカコを、ノボルは待つだけでなく一縷の望みをかけて救出しに向かおうとしていることが伺えます。

正直この作品最後に見たのずいぶん昔だからあんまり覚えてないや笑

 

 

雲のむこう、約束の場所」では、サユリの失踪を機にヒロキとタクヤは”約束の場所”を目指す動機を一度失うものの、ヒロキは再度”約束”を果たしサユリを取り戻すために行動を始めています。しかしその結果サユリは”夢”の中でヒロキに抱いていた気持ちを失い、ヒロキは約束の場所を犠牲に取り戻したはずのサユリを失い、タクヤは自分を突き動かしていたすべてを失い、それでも”約束の場所を無くした世界で、これから僕たちは生き始める”、そういうことを描きたかったんじゃないかな。

説明不足感がすごいけど本当に好きな作品。小説版もめちゃオススメ

 

 

秒速5センチメートル」は、初めて、唯一心が通じ合ったと確信できる初恋の女の子といつの間にか音信不通になってしまい、その影を引きずりながら青年期を過ごし、社会人になったタカキがアカリに踏切ですれ違うという些細な奇跡を経て、ようやく前に進み始める、というなんだかんだ言ってポジティブな物語なのです。

良いか、何度も言うけどこの作品は鬱アニメじゃないからね??????

 

 

星を追う子ども」はわかりやすいです。アスナとシンはシュンを失い、先生は最愛の妻を失い、旅の果てに結局誰一人として失ったものを取り戻すことはできなかったけれど、それでも3人ともそれぞれ自分の道を進み始めるという物語です。

え、ジブリで良くね?ってなるからあんまり好きじゃないけどコミック版は原作の良くないところを結構改良してて結構面白いからおすすめ

 

 

言の葉の庭」は、大人であろうと必死で頑張っているけれど全然うまくできない雪野先生と、早く大人になりたいともがく孝雄、孤独な二人が雨の庭で逢瀬を重ね雪野は孝雄の目的となり、孝雄は雪野の救いになる中でなんだかんだ前に進む話。

映画も良いけどこれは本当に小説版が面白い。

 

 

君の名は。」も突然エンタメ感が増して新海誠独特の雰囲気は薄れたように感じますが、喪失やすれ違いとそれを乗り越える姿はきちんと描写されていて、二人の間にはただの田舎と都会という空間性だけでなく3年間という時間的な断絶があったという展開、三葉の死を知った瀧が何とか彼女を救おうと奔走するという描写、またその後三葉を救えたものの、瀧も三葉もそれほどまでに大切なお互いのことを否応なく忘れてしまうが奇跡的に再会する(しかし恐らく二人は再会後もカタワレドキにピークを迎えた互いのかつての関係性を取り戻すことはできない)という描写に現れています。胸を締め付けられるようなこの感覚はやっぱり新海誠作品だよな、ジブリじゃあ、こうはいかねえよなぁ?と、そういう作品なんだと思います。

 

 

「天気の子」では主人公の二人がいったい何を失い、あるいはどのようにすれ違い、そしてどのようにそれに向き合うのでしょうか。今から本当に楽しみで仕方ありません。

 

前回も書いたような気がするけど、思いっきり笑えて、手に汗握るくらいハラハラできて、胸がギュッと締め付けられるような切ない映画になってほしいと思います。

 

10000回は劇場に観に行きたい気分

 

あと、冒頭映像見てて思ったけど、この時の陽菜、チョーカーつけてないんだね。

予告編中妙にキラキラしてるからこのチョーカーの雫みたいなやつ、重要なファクターになりそう君の名は。組紐みたいなポジション(明察)

 

 

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