山とバイクと一人旅

脳みそが痺れるような景色が見たい

「天気の子」感想とちょっとした考察 ※ネタバレあり

新海誠監督の新作、「天気の子」を見終えた勢いでひとつ記事を書き、そのまま上映後すぐ映画館の近くにある書店で買った小説版「天気の子」を読了し、少し冷静になったところで猛烈にこの作品について語りたくなりました。もう、二回目観る前に書いちゃお!

 

なので何度か気づいたこと、感じたことからネタバレありで考察とか感想とか書いていこうと思います。

もうすでに本作品を鑑賞した方に、ふーんこういう解釈もあるのね、と見ていただけたらと思います

 

ネタバレ満載なのでこれから劇場に行こうと思っている方、観に行こうか迷っている方は絶対に見てはいけません!

 

 

目次

 

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「サユリを救うのか、世界を救うのかだ」

天気の子のストーリーは、設定は全く違うものの根幹の部分は監督の過去作品で言うならば「雲のむこう、約束の場所」と似ています。

雲のむこう、約束の場所」では、サユリを目覚めさせると世界は並行世界に書き換わってしまうため、世界をとるのかサユリをとるのかという選択を迫られました。

結局「雲のむこう~」では多少の犠牲はあったもののサユリも救え、世界も滅びることはありませんでしたが、本作では主人公の帆高は最終的に天気の均衡を取り戻すのではなく、世界なんて狂ってても良い、と陽菜をとる選択をし、結果として雨は降り続け東京は水没しました。

 

王道の物語であれば狂った均衡は修正されて終わるでしょう。もし狂った均衡の修正と代償に大切なものが失われるなら両方を失わない方法を模索するはずです。

魔王によって世界が闇に飲まれるなら魔王を倒して世界を救う、実は魔王は過去からタイムスリップしてきた恋人の父で、倒すと恋人の存在が消えてしまうものの何だかんだ上手くいって世界も恋人も救われる。

今作のような物語であればそういった結末こそが王道でしょう。

 

天気の子はそういった王道が王道として好まれるゆえん、例えば観たときの爽快感みたいなものを描きませんでした。

今作では主人公たちは世界からすれば非合理的で正しくない選択をしました。「君の名は。」と同じく1人の女の子を救う、という構図ではありますが、前作では女の子を救うことが町民全員を救うこととほぼ同義であったのに対し、今作は一人を救うことと皆の幸せは対立関係にあったわけです。そしてその二つを両立する術を彼らは知らず、ご都合主義な奇跡も起きない世界でした。

だからこそ陽菜を選べば天気の均衡は狂ったままだと明確に理解しながらも陽菜が生きている世界を選ぶという帆高のあまりにもまっすぐな気持ち尊いと感じました。

 

 

誰もが自分の気持ちにまっすぐに従ったクライマックス

 

陽菜は「お天気ビジネス」を通じて、晴れることで多くの人を笑顔にできることに喜びを感じ、それこそが自分の役目なのだと感じるようになります。その中でこの狂った天気の均衡を修正するにはその代償として自分が人柱にならなければならないことを知り、決めきれず帆高に「この雨が止んでほしいって思う?」と尋ねてしまいます。帆高はほとんど反射的にそれを肯定し、彼女は絶望や諦めとともに人柱になってしまいました。

帆高は陽菜が最も言ってほしかったであろう言葉を、彼女にもう一度会って伝えたい、彼女が自分のために願ってほしいと警察署から走り出します。

ここからクライマックスまで、登場人物の気持ちがぶつかり合う怒涛の展開です。

 

まず夏美。彼女は陽菜に天気の巫女は人柱だということを伝えてしまいました。その罪悪感からか彼女は帆高が陽菜を救うために走っていることを知るや否や帆高に言います。「乗って!」

このシーンが本作で一番良かったと思います。

 

次に須賀。劇中では断片的にしか語られない須賀の過去。自分は常識的で現実が見えている大人なんでね、というような態度で帆高を追い出し、廃ビルでも彼を引き留める行動をとる須賀ですが、最後の最後、どうしてもあの人に会いたいんだと叫ぶ帆高を助けてしまいます。娘なのか亡き妻なのか、どうしても会いたい人、一緒にいたい人の顔がその時彼の脳裏をよぎったのでしょうか。

 

それから凪。冷静というか子供らしくない態度を崩さなかった彼が、唯一の家族である姉のために顔をくしゃくしゃにして叫びました。

 

ついでに高井刑事。リーゼントの方ですね。(なんであんなゴキゲンなキャラデザになったんだろう…)言葉遣いも荒く、悪役っぽさすら漂う彼ですが、廃ビルのシーンで「撃たせないでくれよ」とつぶやいたことで彼は最初から最後までしっかり自分の信念に基づいて行動していたのだ、と印象が一変しました。もし言葉遣い通りの人間ならあのシーンでそういうことは言わないと思うのです。

 

そして帆高と陽菜。雲の上で帆高は、ホテルで伝えなければならなかったことを伝え、陽菜は一番言ってほしいことを、一番言ってほしかった人に言ってもらえたことで自分のために願うことができました。

 

じっれたさの表現なのか、帆高が線路を走るシーンに疾走感が無く、もう少し短くてもいいんじゃないか、描き方を工夫すれば良かったんじゃないかと思わなくもないですが、全体的に人物描写がとても良かったです。

 

人物描写といえば君の名は。は人物描写が比較的瀧と三葉に集中してなされているのに対し、今作では夏美や須賀もかなり丁寧に描かれている印象を受けました。さらに凪という弟の存在もかなり大きく、そういう意味で今作は君の名は。みたいな爽やか時々不穏の泣けるボーイミーツガールを期待して観に来た人が若干肩透かしを食らうんじゃないかなと思いました。

 

ラストシーンでの再会

 

クライマックス→数年後(再会)という構成が新海誠、とても多いですね(小説版を含めると)。この構成は小説版の言の葉の庭からはっきりと見られるので気に入っているのでしょうか。(劇場版では「会いに行こう」で終わりですが)

それとは別に今作は「君の名は。」の影響が色濃く見られました。モノローグの入れ方とか音楽の挿入のタイミングとか特にそれを強く感じ、それ自体は物語に良いテンポ感とか展開を与える演出で、実際君の名は。を初めて観たときは衝撃を受けたのですが、今作でと何かやると何だか前作と似てる感じだな、という印象になってしまうので少しここは工夫すべきなのではないかと思いました。モノローグを多用して物語のテンポをうまく整えるのは監督の十八番ですからそこは良いと思うのですが…

 

さて、帆高の二度目の上京から始まるラストシーンですが、水没した東京、それでもそれを受け入れ、そこに生き続ける人々、なんだかぐっときました

 

ともあれ本題はそこではなく、「僕たちは大丈夫だ」という帆高の最後のセリフとその感情です。

小説版のあとがきを見る限りこのシーンはRADのよーじろーの楽曲から着想を得て作った、とのことですが、え???

僕はてっきりこのラストを観た時「秒速5センチメートル」の語り直しかなって思ったんだけど…

 

何となく腑に落ちない。

ノローグと挿入歌も相まって決して説明不足ではないんだけれども…

 

互いを強く強く求める男女

 

新海作品で決まって描かれるのは互い(あるいは誰かを)を強く強く求める男女です。恋愛とか、以前記事に書いたような孤独とか喪失とかそういった要素は作品の本質ではなく、誰かを求める感情の源泉となったりその過程にある要素なのかな、と今作を観ていてふと思いました。

 

陽菜のチョーカー

 

公開前、各予報や冒頭映像などを見ているとこのチョーカーは陽菜が初めて廃ビルで祈った時にはつけていなかったけどその後のシーンと思われるところでは必ずつけていることから天気の巫女としての象徴なのかと思っていました。

 

しかし物語の最序盤でこのチョーカーはもともと陽菜の母のものだったことが描写されていたため、天気の巫女の象徴なのだとしたら母の形見だという設定は何となく違和感を感じました。とすればこのチョーカーは何を表すものなのか。

 

終盤、陽菜が空から帰ってきた時のシーン、このチョーカーは外れていました。また、ラストシーン、フードを外した陽菜の首にこのチョーカーはありませんでした。(たぶんね)

 

だとすると母の形見であるチョーカーは、母を忘れられない陽菜は空の上(彼岸)で母に会うことで未練を断ち切った、みたいな母親に寄った表現のためのものなのでしょうか。それはあまりに微妙な解釈だなぁ…

 

となるとやはりチョーカーは天気の巫女の象徴で、空から帰るシーンで外れ、その後つけていないのは天気の巫女としての資格を失ったことを表現していて、チョーカーが母の形見であることが示されているのは巫女のなるきっかけが母だったから、という解釈が妥当なところかと思います。

 

あんまりしっくりこないんだけどね

 

好きなシーン

・夏美がいるシーン全般。

というか夏美が好き。キャラはもちろん年齢も一番近いし、何よりえっちだしね

特に夏美がいる好きなシーンは原付でぶっ飛ばすところと、就活の愚痴をこぼした夏美に陽菜が「私は早く大人になりたい」というところ。後者のシーンはマジでぶっ刺さった。

 

・花火大会のシーン

ここは気合い入ってましたね!すごく良かったです。思えば今まで新海監督、花火のシーンて一度も描いたことなかった気がする。好きそうなのに、なんでだろ。

 

・ホテルのシーン

「神様、お願いです。これ以上僕たちに何も足さず、僕たちから何も引かないでください」

新海誠の作品に多く登場する、登場人物にとっての「完璧な瞬間」を見事に表した表現だと思います。君の名は。のカタワレドキ、言の葉の庭の天気雨のシーン、秒速5センチメートルの桜の木の下のシーンなど、ああ監督はこの「完璧な瞬間」をそう表現したのか、とちょっと胸が熱くなりました

 

さて、今回はこの辺で。また気が向いたらまた何か書くと思います。

 

最後に、正直なところ「天気の子」には個人的にすごく良かったなと思った「君の名は。」や「言の葉の庭」よりも不満点が多かったです。(ちなみに一番好きなのは雲のむこう、約束の場所)というのも作品が「君の名は。」の影響を受けていると強く感じたからです。もちろん作品をより良いものとして完成させるため、という良い意味での影響が多かったでしょうが若干、悪い影響の受け方をしている部分があるような気がしてなりません。

 

いちファンとして、新海監督が僕に刺さる作品を作り続ける限り今後も応援していきます。周りの声を創作の糧にし、どこまでもご自身の世界を表現してくださることを願っています。

 

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「天気の子」を観てきた。確かに賛否は分かれると感じた。

ひとまず、ネタバレなしで感想を書いてみようと思う。

ただ、内容をそのまま書きはしませんが、予想させてしまうかもしれないようなことは書くので予めご了承ください。いやそれをネタバレって言うんだよ

とにかく、まっさらな気持ちで作品を楽しむ予定の方はあんまり見ない方がいいかもってこと

 

※7月20日、加筆修正しました

 

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さて、今作「天気の子」は新海誠が「君の名は。」で大ヒットし、多くの人に認知されてから初めてとなる作品です。すなわち、今までとは比べ物にならないくらいの期待と注目を背負って制作されている、ということです。ただ、その点に関しては既にメディアのインタビューで監督自身が語っているように、そういったことに縛られ過ぎず描きたいものをとことん追求しているようですし、実際に鑑賞してみて、監督の描きたいもの、テーマ、軸みたいなものはブレていない作品だと感じました。

そして感じたのは(これは事前に監督がインタビューなどで語っていたことだから多分ネタバレには当たらないと思うけど)監督はどこまでも「互いを強く強く求め合う男女」を描こうとしているんだろうなと感じました。僕が以前書いた記事で監督の作品に共通するテーマは喪失とか孤独、そしてそれを乗り越えたり受け入れようとする人々だと語りましたが、どうも一番描こうとしているのは互いを強く求め合う男女であり、喪失とか孤独とか、そういうものはそれを書く中でも要素の一つに過ぎないのではないかと感じました。

 

細かい内容はさておき、まずはざっくりと語っていこうかと思います。

まず、「天気の子」はどんな感じの作品なのか、について。

 

簡単に言うと、君の名は。とは少し毛色の違う物語です。

確かに君の名は、と同じエンタメ作品に仕上がっていますが、でも明らかに違うのであれっ、って思うはずです。

ゆえに君の名は。みたいな物語を期待して観に行った人ががっかりして帰ってきてしまわないか少し心配です。少なくとも前作ほどの異例の大ヒットにはならないんじゃないかな、と思います。それは天気の子が間違いなく賛否両論分かれるような物語だからで、でも僕は監督が安易に人気を求めて大衆迎合に走らなかったことが嬉しいです。

まあ、パンフレットの新海誠の記事を見る限り、ものごとはそう単純ではないようですが…

 

作りたいものを押し殺して批判が出ないような作品を作るべきか、それとも自身の思いを反映させた、作家性の強い作品を作っていくべきか。

結論は「より批判されるものを作ろう」という強い思いだった。
 
次に作る映画をどういうものにしようかと。

君の名は。」を批判してきた人たちが見て、より叱られる、批判される映画を作らなければいけないんじゃないかというふうに思いました。

君の名は。」には、それだけ人を怒らせた何かが映画の中にあったはずで、怒らせるというのは大変なエネルギーですから、何か動かしたはずなんですよね。そこにこそ、きっと自分自身に作家性のようなものがある。

あるいはもっと叱られる映画を作ることで、自分が見えなかった風景が見えるんじゃないかという気もしたんですよね。

 

 

新海監督が描こうとしたものを描き切ったであろう「天気の子」、賛否両論分かれることは必至でしょうし、内容に関しても、前までの方が良かったんじゃないか、もっとこうした方がおもしろかったんじゃないかと思う点はいくつかありますが、劇場に行って観る価値は十分にあると思います。

もちろん、誰の心にも刺さる作品ではないわけですから、満足できるかどうかは見る人次第です。ただ逆に言えば誰かにとってはぶっ刺さり、その人のその後の人生に大きく影響を与えるものであれば、どんな作品でも名作だと言えると思います。

「天気の子」は、まだまだ成長していくであろう新海誠の、その途上にある作品だと感じました。

 

次にすこし細かいところの感想を。

まず、新海誠の代名詞ともいえる風景描写。何気ない東京の風景を美しく描き出し、日常の美しさを僕たちに気づかせてくれるのは過去作品と変わらず健在です。

言の葉の庭」辺りから風景が異様なほどリアルに美しく描かれるようになり、細かい映像技術がどうのとかは僕なんかには進化を見て取ることができませんが(正直頭打ち状態に感じられる)(7月20日追記:アマプラで言の葉の庭を久しぶりに観ました。頭打ちなんてとんでもない、明らかに天気の子の方が映像がきれいでした。どこまで行くんだ新海誠、今回は「雲研究家」の荒木健太郎さんが監修するなど、よりリアルな気象描写が楽しめるのでないかと思います。

しかし、ただリアルなのかというとそうではありません。

予告編やあらすじをご覧になればわかるように今作もSF(少し不思議)系の作品です。それにふさわしく劇中では「現実ではあり得ない現象」を多く描写されます。

今作では前作以上にリアルと虚構を上手く融合させた美しい風景描写が楽しめると思います。

 

次に人物描写について。過去のどの作品よりも、各登場人物に強い想いが溢れていると感じました。また、同時に非常にリアルだな、とも感じました。

正しいだけじゃない、美しいだけじゃない、ズルく暗い部分もある人の感情がしっかり描かれていました。

 

ストーリーについて。これ直接的なネタバレなしで書くのはすごく難しいな。でも、「君の名は。」よりもセオリーから外れた展開だなと感じました。登場人物の行動や東京の情景描写に限らずストーリー自体も賛否両論の対象になりそう。

 

でも、爽やかでワクワクできて、でも時折胸が締め付けられるような感情に襲われる、そんな物語でした。

 

考察とかはネタバレなしに語ることが難しいのでもう一回劇場でじっくり観てからゆっくり書こうと思います。

 

何はともあれ、本作は高い完成度と新海誠らしさがしっかり味わえる名作です。あなたにとって刺さるか刺さらないか、面白いと思うか思わないかは観てみないとわからないです。ぜひ、劇場へ足を運んでみては如何でしょうか

 

 

最後に、僕の素直な感想を。

思ってた方向性とは少し違ったけど、想いと想いのぶつかり合う良い物語だったし、なにより本田翼が演じる夏美がマジで最高だった。

ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!

 

 

今回はここまで!最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

 

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「天気の子」が楽しみ過ぎて夜も眠れない

※今回の記事も本ブログの趣旨を逸脱した内容となります。マジで輪にかけて自己満足。だけどそんなこと知ったことか。俺は書くぞ


 

さて、新海誠最新作「天気の子」、スペシャル予報が公開されました。

 

www.youtube.com

 

これはマジで激アツ

 

前半の新海誠の過去作品の動画は新海誠展のラストで流れていたクロージングムービーの編集版で、後半は天気の子の冒頭映像と新たに公開されたシーンを組み合わせた予告編ですね。

 

特に前半の過去作品の映像は、新海誠作品を愛するすべての人の胸を熱くさせたのではないかと思います。正直後半より良かった

 

過去作品すべてがひとつの流れの中にあるのではないかと思わせるような動画の経て、各作品のメインの二人が互いの名前を呼びあうシーンでグッときて、続けざまに来る出会いや離別、登場人物が心を通わせるシーンと各セリフの組み合わせでもういっぱいいっぱいになってう~~~~ん、いっぱいちゅき~~~~~♥♥

 

こうしてみると、新海誠の作品の共通点というか新海誠が共通して描きたかったものが何だかわかったような気がします。

 

それはおそらくは”喪失”もしくは”すれ違い”や”孤独”という誰もが経験するどうしようもないことを乗り越え、あるいは受け入れようと不器用にもがくひとの姿なのではないかと思います。(一つに絞れなかった笑)

 

ほしのこえ」はあまりに説明不足過ぎてミカコとノボルのすれ違いや孤独そのものしか描写されていないように見えますがラストわずかに入るカットから、ミカコは生きていることが予測されますし、ノボルは艦隊勤務になる描写があるので死んでしまったかもしれないミカコを、ノボルは待つだけでなく一縷の望みをかけて救出しに向かおうとしていることが伺えます。

正直この作品最後に見たのずいぶん昔だからあんまり覚えてないや笑

 

 

雲のむこう、約束の場所」では、サユリの失踪を機にヒロキとタクヤは”約束の場所”を目指す動機を一度失うものの、ヒロキは再度”約束”を果たしサユリを取り戻すために行動を始めています。しかしその結果サユリは”夢”の中でヒロキに抱いていた気持ちを失い、ヒロキは約束の場所を犠牲に取り戻したはずのサユリを失い、タクヤは自分を突き動かしていたすべてを失い、それでも”約束の場所を無くした世界で、これから僕たちは生き始める”、そういうことを描きたかったんじゃないかな。

説明不足感がすごいけど本当に好きな作品。小説版もめちゃオススメ

 

 

秒速5センチメートル」は、初めて、唯一心が通じ合ったと確信できる初恋の女の子といつの間にか音信不通になってしまい、その影を引きずりながら青年期を過ごし、社会人になったタカキがアカリに踏切ですれ違うという些細な奇跡を経て、ようやく前に進み始める、というなんだかんだ言ってポジティブな物語なのです。

良いか、何度も言うけどこの作品は鬱アニメじゃないからね??????

 

 

星を追う子ども」はわかりやすいです。アスナとシンはシュンを失い、先生は最愛の妻を失い、旅の果てに結局誰一人として失ったものを取り戻すことはできなかったけれど、それでも3人ともそれぞれ自分の道を進み始めるという物語です。

え、ジブリで良くね?ってなるからあんまり好きじゃないけどコミック版は原作の良くないところを結構改良してて結構面白いからおすすめ

 

 

言の葉の庭」は、大人であろうと必死で頑張っているけれど全然うまくできない雪野先生と、早く大人になりたいともがく孝雄、孤独な二人が雨の庭で逢瀬を重ね雪野は孝雄の目的となり、孝雄は雪野の救いになる中でなんだかんだ前に進む話。

映画も良いけどこれは本当に小説版が面白い。

 

 

君の名は。」も突然エンタメ感が増して新海誠独特の雰囲気は薄れたように感じますが、喪失やすれ違いとそれを乗り越える姿はきちんと描写されていて、二人の間にはただの田舎と都会という空間性だけでなく3年間という時間的な断絶があったという展開、三葉の死を知った瀧が何とか彼女を救おうと奔走するという描写、またその後三葉を救えたものの、瀧も三葉もそれほどまでに大切なお互いのことを否応なく忘れてしまうが奇跡的に再会する(しかし恐らく二人は再会後もカタワレドキにピークを迎えた互いのかつての関係性を取り戻すことはできない)という描写に現れています。胸を締め付けられるようなこの感覚はやっぱり新海誠作品だよな、ジブリじゃあ、こうはいかねえよなぁ?と、そういう作品なんだと思います。

 

 

「天気の子」では主人公の二人がいったい何を失い、あるいはどのようにすれ違い、そしてどのようにそれに向き合うのでしょうか。今から本当に楽しみで仕方ありません。

 

前回も書いたような気がするけど、思いっきり笑えて、手に汗握るくらいハラハラできて、胸がギュッと締め付けられるような切ない映画になってほしいと思います。

 

10000回は劇場に観に行きたい気分

 

あと、冒頭映像見てて思ったけど、この時の陽菜、チョーカーつけてないんだね。

予告編中妙にキラキラしてるからこのチョーカーの雫みたいなやつ、重要なファクターになりそう君の名は。組紐みたいなポジション(明察)

 

 

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北アルプス最奥の山と温泉に行った時の話 後編 【高天原温泉】

続きです。

 

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目次

 

3日目 雲ノ平散策ー高天原(温泉と夢ノ平でまったり)

この日は全体的にハードな行程の中で唯一のんびりできる日です。

雲ノ平散策して、高天原に降りて終了!って感じです。

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散策開始!

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まずは祖母岳に登ります。まっ平らなような雲ノ平ですが意外とアップダウンがあります。祖母岳はその中の一つで、山というより丘って感じです。

 

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次はスイス庭園に向かいます。途中でライチョウの親子を発見。ライチョウって曇ってるときにしか出てこないってよく言われますけど快晴の時でもめっちゃ出てくる。

野生動物としての危機感ですとか、絶滅危惧種としての自覚が足らないんじゃないですか!!???どうなんですか!!!????その辺どうお考えですか?????

と、インタビューをしてみたらその愛らしい姿からは想像もつかない汚い鳴き声で返事をされました。まったくお話になりませんね。

 

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スイス庭園からは高天原方面を一望できます。

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雲ノ平から高天原峠経由で高天原に降ります。

 

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高天原周辺には池塘が点在しています。

 

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この展望台は最高(この写真だけ加工しちゃったテヘペロ)

 

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開けた湿原の隣にひっそりと建つのはランプの宿、高天原山です。

発電機をあえて設置していないため、この小屋の証明はランプのみなのだそうです。

ここにはテント場はないので今日はこの小屋に泊まります。大奮発して夕食付です!

ここに電話は通じないので予約は太郎小屋経由でするようです。

 

チェックインして荷物を寝床に置いた後、温泉に向かいます。山で温泉に入れるなんて最高過ぎる!!!!

 

でもまずは温泉の奥にある夢ノ平に向かいます。

思っているより遠いので本当にこの先にあるのか不安になった頃、目の前が急に開けます。

 

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夢ノ平に到着です。

右手の踏み跡を辿ると竜晶池に出ます。

 

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見てくれよ・・・・最高だろ???

 

静かな森に囲まれた平らな水面に映る木々と真っ青な空、ここは完成された空間でした。温泉からここに至るまでの道のりも、まるでこんな開けた空間があるとはとても思えないような様子でしたから感動もひとしおです。

 

さらに奥にはこじんまりした池塘があります。ワタスゲがもしゃっと生えていました。

田んぼみたい湿性植物が可愛いですね

ここで一日うとうとしてぇ~

 

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夢ノ平から先に登山道はなく、どこにも行けません。温泉からの登山道の様子からしてここに来る登山者はあまり多くないのでしょう。

 

 さてお次はお待ちかねの高天原温泉です!

 

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日焼けがえぐいので涙が出るほど沁みましたが極楽です。痛みと快楽は紙一重ってね。

 

高天原温泉は3つの湯舟があり、二つがそれぞれ囲いのあって男湯と女湯に分かれていますが、せっかくの最奥の温泉なのですからこの囲いのない湯舟で入浴しました。開放感がたまんねぇです。

 

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露天風呂の脇を沢が流れています。温泉でのぼせたらこの沢で水浴びしましょう。キンキンに冷えていて目が覚めます。

 

ちょうど人がいなかったのでずいぶん長いこと満喫できました。あとは高天原山荘でひたすらダラダラします。

わざわざ担ぎ上げてきた「黒部の山賊」をここで読了しました。

 

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展望台で酒盛りをして

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夕食後も小屋の前で酒盛りをして

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ランプの明かりが消える頃に眠りにつきました

高天原まさに地上の楽園でした。

昼間から解放的な温泉に浸かり山と自然を愛でながら読書と酒に興じることほどの精神的な贅沢はないでしょう。

また来たいです。


4日目 高天原~大東新道~薬師沢小屋~太郎小屋~折立

朝食は自炊です。ササっと食べてササっと高天原を後にします。

下山路は雲ノ平経由ではなく高天原峠から薬師沢へ黒部川沿いを抜ける大東新道です。「新道」というだけで勘の良い方はどんな道か察しがついたかと思いますが、それほど整備されていない道です。ルートの大部分が黒部の深い谷の中にあるので増水すれば通行不能ですし増水後はルートが変わっている可能性が高いという道ですので、通行の際は近隣の山小屋の方に確認したうえで通行しましょう。

 

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最初は高天原峠から延々とトラバースしていきます。黒部川沿いではないですが沢をトラバースする箇所が多く、増水時にはとても歩きたくないところです。そのうえ、えげつない量の蚊の襲来を受け、ストレスがたまりました。

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ようやく黒部川と合流です。ここからずっと沢沿いの道を歩くことになります。

 

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僕です

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沢登りをしてみたくなります。すごく気持ちがよいです。


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昇天待ったなし

 

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とても歩きやすいとは言えませんでしたが本当に心地の良い道でした。

 

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ようやく薬師沢小屋に到達

たのしかった!

 

ここまで来たらもう安心、かと思いきや、太郎小屋までの登り返しが本当にきつかった…

 

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ヒーヒー言いながら太郎小屋に到着。これで後はほとんど下りです。

 

ほぼ気力だけで折立まで降りました。(写真は一枚もない)

 

感想

ずっと行きたかった場所に行けて、見たかったものを見れたので本当に満足です。

赤牛岳はもうしばらく行く気にはなれないですが、高天原はまた行きたいです。それほど素晴らしい場所でした。

大東新道は沢沿いの登山道が気持ちよくて、沢登りに挑戦してみたくなりました。

 

ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございました!

それではまた

 

北アルプス最奥の山と温泉に行った時の話 前編 【赤牛岳】

手元にバイクも登山用品もゲーム機もないのでどう憂さ晴らしをしたものかと考え、記事を書くことにしました。

 

せっかくなので去年一番楽しかった登山について書くことにします。

 

目次

 

 

ルート概要

折立から入り、日本最後の秘境とか言われる雲ノ平経由で北アルプス最奥とか言われる赤牛岳に行き、日本で一番遠い温泉とか言われる高天原温泉に入って折立に降りるコースです。

めっちゃ楽しそうでしょ?

めっちゃ楽しかったわ。

 

そしてなんと驚き、この登山は同行者がいます。同期のKと後輩のYです。

友達、いるんすよ。

 

詳細は以下の通り

 

1日目

折立ー太郎平ー薬師沢小屋ー雲ノ平(テント泊)

2日目

雲ノ平ー水晶岳ー赤牛岳ー水晶岳ー雲ノ平(テント泊)

3日目

雲ノ平散策ー高天原(小屋泊)

4日目

高天原ー大東新道ー薬師沢小屋ー太郎平ー折立

 

※注意:このスケジュールはコースタイムよりかなり早いペースで歩くことを前提に組んでいます。初心者や体力に自信のない方、ブランクのある方は絶対に参考にせず余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

 

僕とKの強いこだわりで、温泉と赤牛岳は絶対に行きたかったのですが授業の関係上4日間しか休みが確保できないため、上記のようなきつめのスケジュールを組みました。

3日目はゆる~いスケジュールを組み、ゆっくり温泉を楽しむという寸法です。

 

1日目 地獄の薬師沢~雲ノ平の直登

初日の早朝、Kの車に乗って折立に向かいます。

 

この日は通常2日かけて行くべき雲ノ平まで行かねばならないのでできるだけ早く折立に到着しなければならないのですが、折立に至る有峰林道は夜間や早朝は利用できないので出発時間はあまり早く設定できません。

 

なので食料を軽量化(なんと大奮発して食事を全部アルファ米にして、3日目の夕食は小屋の夕食を食べることにしました!)し、いつもどっさり持っていく酒なども最小限に抑えました。

 

さて、折立に到着するとできる限り早く準備をし、登山開始です。今日の最大の鬼門は薬師沢小屋から雲ノ平に至る、標高差450mの何の変化も展望もない急登です。

 

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ゴゼンタチバナ

 

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みんなのアイドル、アラレちゃん

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ミズバショウかな?

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群生地のニッコウキスゲは盛りでした

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天気は薄曇りなものの、向かって左手にくっきりと薬師岳雄大な山容が広がっていて気持ちが良いです。

 

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もうすぐ太郎平

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今年はコバイケイソウの当たり年だそうでうじゃうじゃ生えています

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標高があがってきたのでこの子たちもまだ咲いています

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太郎平から薬師岳方面

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薬師沢に向けて降ります。奥はたぶん水晶岳

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薬師沢小屋。きもちいい~~~~

あまり調子は上がらないもののなんとか薬師沢小屋に到着です。(写真は出発した後に撮ったやつだけど)沢の合流地点にある小屋で、すごく気持ちのいいところです。稜線に建ってる山小屋とは少し違った山小屋感があってすこ

小屋の前のデッキからつり橋を渡り、すぐに急登が始まります。時刻はほぼ予定通り、この先の急登でバテなければ余裕を持って雲ノ平山荘に到着できるでしょう。

 

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雲ノ平への登り口 左の道は高天原温泉へ至る道です

急登はペースを崩したくなかったので写真なしです笑

 

 

 

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アラスカ庭園に到着

急登は無になって登り、木道末端からアラスカ庭園までの案外長い道を歩きました。

ここが「日本最後の秘境」と呼ばれる雲ノ平の端っこです。

ここから意外と微妙なアップダウンのある雲ノ平を歩き、山荘へ向かいます。

 

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雲ノ平、めっちゃ楽しいし景色も割と良いので撮影がはかどるのですが、今回は足に結構疲労が溜まっているのと明後日に散策タイムを設けているので撮影もそこそこに山荘を目指します。

 

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雲ノ平山荘が見えてきました。

つかれた~

 

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雲ノ平山荘の食堂。食堂に限らず雲ノ平山荘は全体的におしゃれです。

食堂のラストオーダー前だったので奮発しておやつを食べることにしました。

 

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ごろっとお肉が入っていて最高~~~~

 

疲れも吹き飛ぶ美味しさです。

3人で涙を流しながら食べました。

 

その後少し離れたテント場に移動し、幕営して夕食です。

 

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アルファ米を食ったあと、きのことベーコンを炒めたやつを食べました。

 

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食後に後輩のYがモンベル野点セットを使ってお茶を点ててくれました

苦くてたまらんうまい~~~

 

雲ノ平のテント場は石がごろごろしているため広いですが見た目より幕営できる場所が少ない感じです。電波はドコモでも届きません。ラジオも届きにくかった記憶があります。

コースタイム通りだとどの登山口からも1日で到達できないところにあるので金曜日とはいえそんなに混んでないだろうと思っていたのですが、16:00を過ぎても次々に登山者がやってきて、18:00ごろには割と埋まっていました。真夏とはいえ18:00過ぎに到着して幕営している人が何人もいたのは結構驚きました。事故に合わないと良いのですが・・・。

 

2日目 雲ノ平ー赤牛岳 地獄のド快晴ピストン

 

この日はテントは張りっぱなしにしてサブザックで赤牛岳を目指します。

赤牛岳は「北アルプス最奥の山」と呼ばれる山で、北アルプスの主要な縦走路から外れた稜線にあるため人が少なく静かで広大な山が楽しめる場所だそうです。

Kと前年に行く予定だったのですが天気が悪そうだったので延期して今年が初のチャレンジとなるのですごく楽しみです。

 

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水晶岳はどこから見てもかっこいい

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祖父岳から

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岩苔乗越から

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水晶小屋

水晶小屋に到着です。この小屋もすごい山小屋感あって好きです。

さて、ここからが地獄みたいに長い稜線です。赤牛岳までコースタイムで往復6時間、その間一切山小屋はありませんし、水晶岳から向こうにはほとんど登山者が歩いていないことが予想されます。

 

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水晶岳付近から

ピーカンです。雨だったり雲の中を歩くよりかはマシかもしれないですが、僕は思うんですよ、

快晴って正直飽きませんか?????

目の前に広がる絶景、最初は最高じゃ~んと写真を撮りまくり景色を堪能するのですが、しばらくすると絶景に飽きるというか感覚が麻痺してきてしまいます。

ガスのなかを歩いて一瞬視界が開けるとか、目の前にそびえる峰に被っていた雲が一瞬晴れるとか、そういうのの方が楽しくないですか…?

 

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先が長い…

 ようやく温泉沢の頭です。写真中央の赤っぽいのが赤牛岳です。クソ暑いのでこのまま高天原まで降りて温泉はいらない?とKが提案しましたが温泉は明日までお預けです。

 

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ヒーヒー言いながら静かな稜線を歩きます。

この稜線は北アルプスの主要な縦走路から外れていますし、赤牛岳は100名山でもないので連休だというのに登山者はほとんどいません。

静かな稜線歩きを満喫したいのであればかなりおすすめです。

 

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道中の写真がほとんどないのは察してください。飽きたんです。

何はともあれ、北アルプス最奥の峰、赤牛岳に登頂です。

 

長かった~~~(帰りも長いけどね)

 

ちなみに、北アルプス最奥と言われるこの山でもスマホの電波がわずかに届いていました。ロマンが足りねぇ~~

 

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赤牛岳はデカかった

帰ります。

赤牛岳周辺は赤茶けた砂礫に覆われていました。

chonai-yama.main.jp

このサイトの赤牛岳関連の記事を読んでからずっと行ってみたかった赤牛岳についに登頂できて感無量です。

 

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景色はどこを撮っても最高です。全体的に穏やかな山容ですね。

 

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帰ってきました。帰りの写真が極端に少ないのは以下略

それにしても、な、ながかった…

結局終日良い天気でした。滅茶苦茶日焼けしました。

この日の夜はアルファ米にサバをぶち込んで食いました。おいしかったです。(見た目が悪いので写真は撮りませんでした。)

 

 

今回はここまでです。ここまで読んでくださってありがとうございました!

 

後編は

・雲ノ平を散策

高天原温泉&湿原でまったり

・プチ沢登り気分の大東新道

って感じです。

 

次回もよろしくお願いします!

更新できるのはしばらく後になりそうですが…

脳汁ドバドバさせながらお山に登りたいの~【登山時の飲み物】

 

登山の楽しみ方は人それぞれ。

 

GWに鹿島槍に登った時、僕は冷池山荘で新しい楽しみ方を見出しました

 

その時僕たちは入山からまる3日目でした。食事は軽量化と安さを求めて夕食はすべてリフィルのカップラーメン、朝食はカレーメシにしており、圧倒的に栄養バランスに欠けた食糧計画でした。

 

そのため体はビタミン的なやつを求めていたのだと思います。野菜的なやつをね。

 

そこでGW中営業している冷池山荘の売店僕は運命の出会いを果たしました

 

そう、賞味期限切れの「Qooみかん(280ml)」です。

 

 

おそらく昨シーズン中に売れ残り小屋で越冬したものでしょう、300円のところ150円で販売していたのでケチで貧乏な僕はまんまとこいつを買ってしまったわけです。

 

もし下界の僕なら絶対に買わない。ポンジュースの方が明らかにおいしいもん。バカ舌の僕でもわかる。

 

だから、まあスポドリに飽きたので飲んでみようかなってくらいの気持ちで、グイっといったわけですよ。

 

昇天しました。

 

体はビタミン的なフルーツ的なアレの供給を受けて歓喜に打ち震え、全身の細胞が潤い、更なるQooを求めているのがわかりました。

 

今までの人生で飲んだジュースの中で一番うまかったかもしれん。

 

と、このような経験をして、僕は思ったわけです。

 

色んな飲み物で昇天してぇ~~~~~~~

ってね。

 

 

さて本題です。皆さん登山の時、何を飲んで昇天してますか?

 

頑張れば水とかスポドリ飲んでも昇天できますけど、やっぱりスポドリで昇天できるひと、少ないですよね。

 

だからテント場に着いたら、余裕があれば休憩中とかでもスーパーで売っているような粉末のコーヒーだとかミルクティーだとかココアだとかを水で溶かして昇天しています。

 

 

 

でもやっぱり手軽に昇天するためにはフルーツ系のジュースか炭酸飲料が一番なんじゃないかって思うんです。如何せんココアとかコーヒーには爽やかさが足りないです。

 

ところがジュースってココアとかと違ってなぜか粉末で売っていません。青汁みたいなのを粉末にする暇があるならポンジュースを粉末にしろ。

 

ペットボトルのジュースを持っていけばいいのですが重たいし嫌だな~と思ってAmazonを調べていたら普通にありました、粉末ジュース。

 

日東紅茶 ホワイトサングリア 10本入×6袋

日東紅茶 ホワイトサングリア 10本入×6袋

 

 

 

サングリア、って書いてあっるので一瞬

粉末の酒???????????????(世紀の大発見)(アル中歓喜

ってめっちゃ興奮したんですけどノンアルでサングリアっぽい味に仕上げたやつみたい。

 

 残念ながらオレンジ味はないようですが、美味しそうだし今度の登山で試してみることにします。

 

次回

粉末ジュースで昇天できるのか??

乞うご期待!!!!!

 

 

 

 

ちなみに粉末ではないですが比較的軽量になる希釈用のジュースもAmazonには売っています。これは飲んだことありますが滅茶苦茶うまい

 くっそべたべたになるけど

 

「天気の子」が楽しみ過ぎるので駄文を垂れ流していく

新海誠の最新作、「天気の子」の予報(予告編)が公開されました。

 

またRADかよ~~~~~~!!!!!?????

最高かよ~~~~~~??????????

 

www.youtube.com

 

この「予報」っていういつもと違う言い回し、違和感あったんですがこれは天気に関する作品だからなんですかね?

だとしたらすごく素敵だな~って思いました。

 

「予報(予告編)」という表記ですが、新海誠本人は「特報」と表現していますので、たぶん今後順次違う構成の予告編が公開されていくんじゃないかと期待しています。

 

 

新海誠の作品の予告編ってとにかく情報量が多いイメージ(でもそれを上手くまとめててすごい)なのですが、前回の「君の名は。」の一番最初の特報とかは情報量が少なくて(でもちゃんとわくわくした)今回も同様のパターンのようです。

 

まじで本編見ろよって感じなんですけど、君の名は。の予告編は以下のような順番で観ることをおすすめします。

 


「君の名は。」特報


「君の名は。」予告


「君の名は。」予告2

 

「特報」でどんな映画なんだろ~~~~~~?????って想像が膨らんでわくわくして、「予告」で概要が(ふーん、男女入れ替わりモノか~~えっちじゃん)わかってわくわくして、「予告2」でただのコメディじゃなくて新海誠十八番の「喪失」を予感させるような不穏な雰囲気が始めて表出するこの並び、控えめに言って最高かよ

 

何はともあれ今回公開されたのは情報量が意図的に抑えられた予報ですので、ここからストーリーとかについて考察はできません。ただひたすら劇場での公開を待つのみです。

公開時期はたぶん配給会社さんを始めとした各所の都合が関係しているのでその時期や日付に意味はないかと思いますが、もしあるとしたら(実際雨が重要な要素の「言の葉の庭」は梅雨入り直前の公開でした)ちょうど関東の梅雨明けの時期と重なりますから、予告編にもちらちら出てくるように雨上がりの描写の気合がめっちゃ入ってそう

 

ヒットするか否かは関係なく、思いっきり楽しくて切なくて、新海誠が描きたかったことがちゃんと届くような作品だといいなと思います。

 

ちなみに映画公開直前に新海誠著の小説版「天気の子」が発売されるらしいですが、読まずに劇場に公開初日に行って、君の名は。を初めて観たとき感じたような、息をするのも忘れてしまうほどにのめり込むような感覚と感動を味わうために、まっさらな気持ちで「天気の子」を楽しもうと思います。

 

www.tenkinoko.com