山とバイクと一人旅

脳みそが痺れるような景色が見たい

ディストピア小説の書き出しみたいだなって

皮肉っぽい掌編小説みたいなのを書きたかったんだけどなかなかうまくいかなかった…

※不謹慎なので不寛容な人は読まないでね

 

 

19世紀頃から発展を続けた第一次科学技術文明は21世紀初頭にわずか数ヶ月で全世界に蔓延した”COVID-19”と呼ばれる未知のウィルスによって事実上崩壊した。

 

その直接的な原因としてはまず厳然たる事実として、この治療法が存在しなかった未知のウィルスの感染力と長い潜伏期間が挙げられる。また、当時多く見られた批判として、結果論でしかないが各国(注:第一次科学技術文明の時代には地球上に200程度の国が存在していた)の感染拡大に関する対応の誤り(注:現在と異なり当時の各国政府の意思決定は状況判断の誤りが非常に多かった)も要因の一つであろう。また、外出制限などにより各種消費が落ち込んだことによる経済の急速な衰退も挙げられる。

 

さて、この文明崩壊時には我々が教訓とすべき現象がみられた。

 

それは重大な危機の前ですら人々が協調できなかったということである。

例えば、ワクチンがまだ無かった時期のCOVID-19の最も有効な対策手段として、人との接触を可能な限り減らすという方法があった。

しかし一部の人々はこの有効な対策手段を徹底するという政府の方針を無視し、自分勝手に不要な外出を繰り返し、その結果ウィルスはワクチンができるまで蔓延を続けることとなったのである。

これこそが第一次科学技術文明崩壊の最大の原因であるというのが、現在の定説である。

 

つまりこの過去の事実から我々が活かすべき教訓は、

まず第一に我々は共に歩み、強い絆を失わぬよう一致団結すべきであるということ。

そして第二に歩みを共にしない裏切り者を社会から断固として追放すべきであるということは明白である。

 

 

さあ同志諸君よ、共に歩み、互いのために働こう

歩みを共にしない裏切り者はすぐに特別警察へ通報せよ

この困難も我々であれば必ず打開できるはずだ!

我らが偉大なる指導者に魂を捧げよ!