原付で北海道に行った時の話 【スーパーカブ50 北海道ツーリング】 その1
ブログのネタがない・・・
ブログ始めます!とか言って元気よく始めてみたのは良いのですがいざ始めてみるとブログに書きたいと思うようなネタが無くて2週間もブログ更新をさぼってしまいました。
別に趣味みたいなものだし毎日更新する気もないのですが、せっかく開設したのだし何か記事を書きたいのです。
なので今回は2年くらい前に北海道に原付で1人旅をしたときのことを書こうかなと思います。
とはいえ行程の大半が雨か強行軍だったので写真は少なめです。
あと2年前のことなので記憶があいまいな部分も多いですがご容赦ください。
相棒のカブちゃんについて
当時の僕は普通免許しか持っておらず、通学の足にはコスパ抜群の原付を使用していました。原付を購入する際に既に北海道ツーリングをすることを決めていたので、頑丈なことで有名なホンダのスーパーカブの新車を選択しました。
当時の現行だったカブは非常に不評な中国製のものでした。型番はAA04型ですね。
見かけが従来のカブと大きく異なる点に加え、初期のロットで生産された車両が数多くのトラブルを抱えていたらしく、カブが好きな人の間では相当不評だったらしいですね。
僕はどちらかというとレトロ感があって可愛い丸目の二輪車が好きだということをこの角目のカブに乗っていて気づかされました。
手放す最後まで見かけだけは好きになれませんでしたが、スクーターにはないギアチェンジの楽しさをはじめとして、二輪車に乗る楽しさを教えてくれた車両です。こいつに乗らなきゃもしかしたらバイクに乗ることはなかったかもしれないですね。
あんまり大切に乗らなかったけど今も知らない街で元気に走ってたらいいなと思います。
1日目 金沢~新潟
初日は金沢から新潟の新日本海フェリー乗り場まで。
しょっぱなから強行軍です。
350㎞くらいあります。50㏄なのでバイパスにすら乗れず、すべて下道というまさに苦行。しかも原付は公道では30km/h制限があるので50km/hくらいで走るとまず間違いなく捕まります。
ほんとまじできつかった…
北海道行きのためにカスタマイズしたのは写真のフロントに括り付けてある袋を支えるフロントキャリアとレッグシールドの裏側にあるメッシュインナーラック、それからスマホホルダーのみです。リアキャリアにはホームセンタで安売りしていた大きな買い物袋を括り付けてあります。
この時買った純正のフロントキャリアのネジが1本ネジ山がつぶれていて、純正だから高品質ってわけでもないんだな~と思った思い出。
ちなみにフロントキャリアの防水袋には利尻岳に登るための登山靴を突っ込んであります。
初日の行程はあまりのきつさと終始微妙な天気のため写真は一枚ありません。だって撮る気力なんてなかったんだもの。
初日の思い出はとにかくガンガン自動車に煽られたことと、あちこちにある道路の縦溝(グルービング工法というらしい・・・お前、名前覚えたからな!!!!)にハンドルをとられまくったことと、スマホナビが125㏄以下の車両進入禁止のバイパスを意地でも通らせようとしてきたことくらいですかね。
すべてが辛い。
でも、親不知あたりですれ違ったライダーさん達が”ヤエー”してくれたときはめちゃくちゃ嬉しかったなぁ…
そんなこんなで23:30発東苫小牧行のフェリーには何とか間に合いました。
往路のフェリーはこの雑魚寝寝台に乗りました。5,6年前に乗った時にはもっとたくさんこのタイプの部屋があった記憶がありますが、このフェリーには1部屋しかありませんでした。9月の平日でしたが満室です。毛布は一人一枚なので寝袋とかマットとか持っていくと少しでも快適に寝れます。
2日目 日本海~東苫小牧港~
新潟港深夜初の新日本海フェリーは秋田港経由で夕方に東苫小牧港に着きます。
この東苫小牧港はマジの僻地にあってむしろ「北の大地に来た!」感を味わえるので北海道初上陸の人にはおすすめ!()
6年くらい前に同じ航路を徒歩で初上陸を果たした時、軽く絶望したけど。周りに果てしなく原野が広がってるだけなんだもの。
でも「これが北海道か!すげぇ~~~!!」ってけっこう感動しましたのも事実です。
ちなみにこの日の写真もフェリーの中で撮ったもの以外は一枚もありません。だって土砂降りだったんだもの。
この日は野宿なので詳しい場所の記載は避けます。
3日目 ~旭川
この日は国道237号線をちょいちょい観光しつつ北上しました。
おっ?晴れるか???
晴れませーん
何なら小雨降ってるし。
この時僕は真夏用のメッシュ生地のジャケットとグローブしか持ってきていなかったのでくっそ寒かったです。そりゃ9月半ばの北海道だもの…
かなり早い段階からフリース+ジャケット+レインの重装備で走っていました。
途中でテムレス買いました。これで雨対策は完璧!
僕は防寒じゃないテムレスこそが最強だと思っています。
天気は悪いですがこんな何でもない脇道でもめっちゃ楽しい、それが北海道
富良野チーズ工房のピザ。めちゃんこ旨かった。次行ったときは丸ごと一枚食べたい。
ファーム富田なるところにも行ってみました。花はきれいですが一人で行く場所ではないですね…
一人旅の辛いところです。
有名なこの木や
あの木にもちゃっかり寄りました。
この日は旭川のビーダッシュガーデンというゲストハウスに泊まりました。凝った談話室が素敵でした。
4日目 旭川~サロマ湖~興部
今度は国道333号線でひたすら東を目指します。基本その日の目的地を前日に決めて気になった場所に寄るというスタイルの旅なのでとりあえずサロマ湖を目指します。
この日も時々雨の降る曇天なので写真はかなり少ないです。それにほとんど山の中走ってたしね。
あのへんの汽水湖特有の砂嘴の先に一度行ってみたかったんだよなぁ
というわけで到着!砂嘴の西側の端です。
早速展望台に登って一枚。
これ以上は一般車では進めないみたいでした。
海岸は左を向いても
右を向いても荒涼としています。
しばらく人の気配の全くないオホーツクを堪能しました。
この日の宿は道の駅おこっぺに併設された列車の中に整備された宿泊所!
受付をすれば無料で泊まれる宿泊所です。近くに銭湯とセコマがあります。
雑魚寝ですが充電もできるし洗濯機までついている旅人に優しい宿でした。ほかのライダーさんと情報交換できるのもすごく良いポイント。
ここは本当にオススメですが定員は10人前後の先着順なのでハイシーズンはまず泊まれないでしょう。あと廃列車をほとんどそのまま使っている宿泊所なのでオフシーズンはめっちゃ寒そうです。防寒対策は必須だと思います。
次回
長くなりそうなので一旦ここで終わりにします。
次回は
の予定です。
読んでいただけると嬉しいです。
オクトスで新しい雪山用のショベルを手に入れた
気持ちのいい秋晴れだったのでバイクで走るついでにオクトス金沢店へ行ってきました。
オクトス(oxtos)は帆布製品と登山用品のブランドで、最近までネット通販しか対応していない会社だったようですが、数年前から実店舗での販売も始めたという会社だそうです。
自宅からはそれなりに遠いですが好日山荘で取り扱っていないメーカーの商品も売っているので結構行きます。好日にないなら石井に行けばいいじゃないと思う人も多いと思いますが(僕のブログを読む人がそもそも多いのかどうかは置いておきましょう)金沢に大きな登山用品店ってモンベル、好日、オクトスの3つしかないんですよね。
一応金沢の中心街にスノーピークとノースフェイスのお店もありますがスノーピークはキャンプ用品メインですし、ノースは登山用品店というのはなんか違うな…っていう店構えなので。
この金沢の数少ない登山用品店の一角、オクトス金沢店ですが、大阪屋ショップとかセリアなんかが入っているショッピングモール内にあります。
おばちゃんたちが特価のジャガイモとか玉ねぎをじっくり吟味している真横にアイゼンとかピッケルが陳列されている光景はとても独特で見ていて楽しいです。
さて、本日購入したのはこちらのショベル、
オルトボックス ビースト です。
部活の備品で使用しているショベルがとにかく使いにくくて、「自分用で1本買いたいな~、ほらショベルなら雪かきにも使えるしさ、個人で買っても全然良いと思わない?」ってな感じでMSRとかbcaとかのショベルを買うつもりで意気揚々と大阪屋ショップもといオクトスにバイクで乗り付けた僕の目の前に現れたのがこいつです。
全く選択肢になかったこいつを目の前にしてそれでもほかのショベルを買うなんてことはとても考えられなくなってしまった僕をいったい誰が責められるというのでしょうか。だってその辺のホームセンターに売ってるアルミスコップと値段が大して変わらないんだぜ???
なんと、定価7800円のところ3900円
ホームセンターのスコップと同じ値段というのは言い過ぎましたがそれでも安くないですかね…
今日の昼でまだワゴンに10本前後積まれていたので参考までに。
個人的には(まだ使ってないけど)〇〇買ってみたのでレビューするよ!とか使ったことないけどとってもいいと思うよ!みたいなレビューを見ると何ともいえない気持ちになるので自分はちゃんと使ってからレビューしたいなぁと思っていたのですが、あまりのお得さに興奮して「ぜひみんなに知らせなければ!!」とか思っちゃったのと、あまりにブログのネタがないので記事を書いてしまったという次第です。ちゃんと冬明けに使用レビューしますから許して。
せっかくここまで書いたので買ったショベルの概要説明をしようと思います。
プレート・・・28×21cm
シャフト・・・収納時45cm、展開時69cm
全長(プレートとシャフトを接続したとき)収納時約61cm、展開時85cm
重量約710g
プレートは幅が狭く奥行があります。
シャフトの中ほどに樹脂製の固い弾力のあるグリップがついています。
プレートはわずかに湾曲しています。
個人的には完全にまっすぐの方が好きです。
グリップはこんな感じでT型ですが片側が凹んだ形状をしているのでミトンでも持てるようにはなっています。
プレートとシャフトを接続するとき銀色のアレが引っかからないようになっています。
プレートは全面同じコーティングがされていてツルツルです。
使ってみての良しあしはまた今度書くつもりです。
ちなみにこれまで使用していたのはブラックダイヤモンドのディプロイ7
シャフトをプレートに接続したまま小さくできる優れモノかと思いきや…
・プレートに合わせてシャフトが曲がっているためなのかものすごく使いにくい(ブロックはまずきれいに掘り出せない)
・ショベルとプレートを分離して収納するタイプよりかさばるので結局分離して持ち運ばなければならない
・シャフトを伸ばせないのでこれで作業すると腰が痛くなる
・何よりプレートが見事な撫で肩形状なので足をプレートにかけて雪を掘れないのでブロックの掘り出しがほぼ腕力頼り
などなどの欠点が目立つモデルです。特に足がかけられない形状なのがつらい…
でも、欠点ばかりではないんです。このようにきれいなカーブを描いているおかげで
尻に敷いてそりとして使えるうえに滑るときの操作性が抜群に良い。
・・・
オチまで滑ってますが今回はこのへんで。
初冬の白山に登ってきた!
11月4日に石川県の白山へ登ってきました。
3日は秋晴れでしたが4日は下界で曇り時々雨の予報…
まだ暗いうちに自宅を出てバイクで別当出合に向かっていたのですが、走行中に突然左目のコンタクトが取れました笑
慌ててバイクを路肩に停車させ、周辺を探したのですが真っ暗なので見つかるはずもなく、その場でメガネに切り替えました。持ってきて良かったぁ…
別当出合に到着した朝の6:20頃には小雨が降り始めていました。
しかし、ここからでもガスの向こうの山肌は白く染まっているのがわかります。
ついに冬がやってきたぞ~!
砂防新道は甚之助避難小屋の下から登山道に雪がついていて、この時間帯はまだカチカチに凍っていました。
ここでチェーンスパイクを装着します。
登りはそのまま黒ボコ岩、弥陀ヶ原を経由して室堂を目指します。
天気は悪いですがとにかく今シーズン初の雪に大興奮で楽しく登れました。
室堂に到着!
やっぱり天気は良くないですね笑
白山は何度も登りましたが一番辛い登頂になりました。
かなり風が強かったのはともかく、拭いても拭いてもメガネに水滴がついて視界が悪くなるのがきつかった~
室堂では嘘のように風がなかったのでかなり早めの昼食(カレー麺)をとりました。
使用したストーブは5年以上前に買ったEPIのQUO
小っちゃくて可愛いストーブですが性能は個人的には微妙です。弱火にするのが異常に難しいし今はもっと良いの持ってるのであえて使う必要はないのですが、私が一番最初に買ったストーブなので何となく手放せなくて使ってしまう…笑
ちなみに今メインで使っているのはSOTOのST310
ソロで使うには大きすぎるけど家庭用のガスボンベが使えてめっちゃ便利。登山よりむしろ野宿やキャンプ、ツーリングの際に真価を発揮するストーブだと思います。
ただ純正以外のボンベ使って何かあっても自己責任なのでそれを理解して使いましょうね。
のんびりしてから今度は観光新道経由で下山。
観光新道も殿ヶ池避難小屋の下の方まで雪がついていました。
今回初めて使用した登山用品はモンベルのクリマバリアグローブ
登山用品ではあるのですがバイク用に買いました
今回は結局バイクに乗っている時しか使いませんでした笑
気温8度くらいで1時間半くらい走り、かすかに寒いくらいで風はほとんど感じなかったので
バイク通学ならこれ一枚で金沢の冬乗り切れるんじゃね?
と思いました。金沢って基本氷点下にならないし…
とりあえず一冬通学で使ってみて耐久力とかも確認してみます。
あと、親指と人差し指がタッチパネル対応になってて嬉しい。
それではこのへんで。